林修の今でしょ!講座で、体に良い寿司ネタを学ぶ
回転寿司、いつでも気軽に入れる手軽さが嬉しいお店です。
赤身やはまち、イワシにサバなど、好きなものばかり食べていますが、普段あまり食べない寿司ネタに体に良いものがあるらしいのです。
カルシウムが豊富で骨に良いネタや、認識脳改善に期待されるEPAやDHAが豊富なネタなど、様々な方面でそれぞれが体に良いネタになってくれるとか。
そのようなことを言われると、いつもの好きな寿司ネタだけではなく、体にいいネタも注文するようになりそうだなぁと思います。
今回は、そんな回転寿司ネタのなかで、医師100人が本気で選んだ回転寿司ネタBEST10の内、8~10位について学びます。
1~7位については、別途掲載します。
<林修の今でしょ!講座>
テレビ朝日系列で放送されている教養バラエティ番組。
講師である林修が生徒となって、各界から講師を招いて授業を受ける。
▽▲▽▲▽
8位 ネギトロ・・・ネギのアリシンが疲労回復効果をUP!
マグロは、部位によって、味、値段、栄養、全然違う魚なのは、赤身、中トロ、大トロと部位ごとにランキングされていることからも分かります。
でも、これ以上、マグロの部位ってどこがあるの?と思っていたら、それはネギとの組み合わせ、そう、ネギトロが第8位でした。
イカオクラに納豆にネギトロです。
10位の内容を先取りしての3貫盛りなのです。
6位の赤身にて疲労回復効果があると知りましたが、ネギトロのネギがその効果をUPしてくれるそうです。
ネギに含まれるアリシンが、マグロの疲労回復効果をUP
ネギにあるアリシンという成分は、血管中の老廃物を除去してくれる働きがあり、血液の流れをスムーズにしてくれるとのこと。
血流がよくなることで、マグロの疲労回復性分が体中に行きわたり、効果的に疲労回復できるということなんですね!
昔からある食べ合わせですが、「マグロの疲労回復性分×ネギのアリシン⇒疲労回復効果UP」と、とても理にかなったものだということが分かりました。
昔の人が、経験からこれらの食べ合わせを見つけ出しのって、とてもスゴいことですよね!!
マグロの疲労回復性分については、以下より、6位の赤身をみてください。
林修の今でしょ!講座で、体に良い寿司ネタを学ぶ 医師100人が本気で選んだ体にいい回転寿司ネタBEST10、と…
ちょっとした雑学ですが、ネギトロの名前に由来について問題が出題されていました。
「へぇ、そうなんだ」って思ったので併せて載せておきます。
- ネギトロのネギは、食材のネギ由来ではないそうです。では、ネギトロの名前の由来は?
- ネギトロの身の部分は、マグロの中骨から削ぎ落とした中落ちのこと
中落ちは、中骨にくっついている身を削ぎ取るが、そのことを「ねぎとる」といい、そこからネギトロと言うようになった
これも諸説ありそうではありますが、食材のネギ由来ではないというのは、ちょっと面白いなと感じました。
▽▲▽▲▽
9位 コハダ・・・骨を丈夫にし、骨折のリスクを低減!
こはだは出世魚で、関東では、
- シンコ(5~6cm)
- コハダ(7~10cm)
- カナズミ(12~14cm)
- コノシロ(それ以上)
と呼ばれており、コハダはまだまだ小さい段階だが、この小さい体にこそ、秘密が隠されているそうです。
それは、コハダは回転寿司に出てくる魚の中で、カルシウムがNo.1!
コハダ1皿と同じ量のカルシウムを摂る場合、アジは3皿、タコは12皿、サバならなんと32皿が必要になるとか!?
このように、カルシウムについてはコハダが圧倒的に多いらしいのです。
では、なぜ寿司ネタのなかでカルシウム量が圧倒的に多いのか?
それは、コハダは小骨が多いから小魚だからで、知らず知らずのうちに私たちは小骨を一緒に食べているから。
でも、コハダを食べても小骨が気になって食べにくいと感じないのは、酢で締めることで小骨が柔らかくする処理を施しているからとのこと。
お酢は酢酸なので、酸ですから骨が柔らかくなって、丸ごとお腹に入るので、カルシウムを逃さず食べられる理にかなった食べ方をしているのですね。
昔からある伝統のお寿司ですが、昔の人はスゴい知恵を持っていたと感心します。
カルシウムを取らないと骨が脆くなり、ちょっとしたつまずきからの転倒で骨折しやすくなり、高齢者が骨折するとそのまま寝たきりになるリスクが高まります。
骨は、作る・壊されるを繰り返す代謝で形成され、女性ホルモンが減ってくると、作る細胞は減り、壊す細胞が増えてしまうため、75歳以上の女性は男性の4~5倍、骨折リスクが高い統計結果もあるそうです。
なので、少しでもカルシウムと摂りたいなら、コハダがおすすめの寿司ネタですね。
ただ、カルシウムだけを沢山摂っても骨はなかなか作られにくいそうです。
- 骨を作るのに、コハダと一緒に摂ると良いサイドメニューは? だし巻き卵、野菜サラダ?
- だし巻き卵
骨を作るにはカルシウムだけではダメで、ビタミンDが必要となり、ビタミンDは卵に豊富に含まれているから
カルシウムは吸収率が低い栄養素で、牛乳やチーズなどの乳製品のカルシウムの吸収率は、40~50%程度と半分はそのまま体外へ出てしまいます。
そのカルシウムの吸収を助けてくれるのがビタミンDで、カルシウムを腸管から吸収するのをサポートする働きがあるそうです。
また、ビタミンDは骨の量を増やすサポートをするだけではなく、骨の質を良くする効果も併せ持つ優れた栄養素だとか!
骨は硬いだけでは簡単に折れてしまうため弾力性が必要、ビタミンDは骨に弾力をつける効果を期待できるらしいです!
なので、コハダを食べた時は、併せてだし巻き卵も食べるようにしたいですね!
10位 イカオクラ納豆(軍艦)・・・血圧&血糖値の上昇を抑え、血管を老けさせない!?
イカオクラ納豆は、イカ、オクラ、納豆それぞれに含まれる栄養素によって、血管を守ってくれる非常にありがたい寿司ネタだそうです。
正直、食べたことはないのですが、これからは食べてみようかと。
写真はイカオクラで、納豆は入っていませんでした。
なので、納豆は納豆巻きで代用が効率よいかもですね(笑)
具体的にどう効果があるかですが、それぞれの食材に含まれる栄養素と、その効果は以下のようになるとか。
- イカに含まれるタウリンが、血圧の上昇を抑える!?
- オクラのネバネバ成分が、糖質をコーティングし小腸からの吸収を緩やかにする!?
- 納豆のペプチドが、血圧の上昇を抑える!?
イカに含まれるタウリンですが、ネパールでの実験で、普段魚を食べない高血圧の方に、2ヶ月間毎日3gのタウリンを投与した結果、上の血圧152±5→138±4、下の血圧が93±3→85±4に下がったとのこと!
“!?”と付いているのは、まだ研究中ということなのでしょう。
タウリンについても、どこにどう効くのかはまだ分かっていないそうですが、血圧上昇物質を抑えるからだと今は考えられているみたいです。
では、その血圧上昇物質を抑えてくれるだろうタウリンを効率よく摂取するコツについての問題です。
- 血圧の上昇を抑えるために、イカを食べるならどちらが効果的? 胴の部分、げそ(足)の部分?
- げそ(足)の部分
栄養成分や機能性成分は、筋肉を動かすところに多い傾向があるから
げそ(足)かぁ・・・、私にとっては余計にあまり食べない部分なので、これからは食べるようにしてみよう。
ちなみに、タウリンと聞くと栄養ドリンクというイメージになりますが、子供が摂取しても問題はないそうです。
もともと母乳にもタウリンは含まれているとかで、なにごとも同じですが、摂り過ぎなければ問題ないそうです。
まあ、その加減が分かり辛いのですけどね・・・
ということで、まとめると、
トリプルパワーで血管に!イカのタウリン×オクラのネバネバ成分×納豆のペプチドのトリプルパワーで血管を老けさせない
ということみたいですね。
以上、医師100人が本気で選んだ体にいい回転寿司ネタBEST10のなかの、8~10位でした。
林修の今でしょ!講座で、体に良い寿司ネタを学ぶ 回転寿司、いつでも気軽に入れる手軽さが嬉しいお店です。つい最近…
林修の今でしょ!講座で、体に良い寿司ネタを学ぶ 医師100人が本気で選んだ体にいい回転寿司ネタBEST10、と…
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
▲▽▲
▼△▼