検査項目とその基準値について

健康診断や人間ドックなど、診断結果をもらってもあまり気にしていない人も多いと思います。
私も判定(AとかBとかのやつ)だけみて、あまり数値自体は気にしてこなかったのですが、ある時言われた痛風予備軍という言葉にショックを受け、数値にも興味を持つようになりました。
気にしすぎると逆効果になるかもしれませんが、傾向自体は知っておいて損はないと思う、今日この頃です。

以下に主要な検査項目と基準値を載せてみました。

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主な検査項目とその基準値

主要な検査項目と基準値の表になります。
基準値は変更になることがります。

検査項目 基準値 目的
<<肥満度>>
・腹囲<cm> 男性・・・85未満
女性・・・90未満
内臓脂肪の蓄積を調べる。
・BMI<kg/m2> 18.5~25未満 肥満ややせでないかを調べる。
<<血圧>>
・収縮期(最高)血圧<mmHg> 収縮期 129以下
  かつ
拡張期 84以下
血管にかかる圧力を調べ、血管の老化や動脈硬化を調べる。
・拡張期(最低)血圧<mmHg>
<<脂質>>
・中性脂肪<mg/dL> 149以下 動脈硬化の進み具合の指標となります。
中性脂肪の増加は、HDLコレステロールを減少とLDLコレステロールの増加を促し、動脈硬化を進行させます。
・HDLコレステロール<mg/dL> 40以上
・LDLコレステロール<mg/dL> 119以下
<<糖代謝>>
・空腹時血糖<mg/dL> 99以下 血液中や尿中の糖の量を調べます。
高値のときは、糖尿病が疑われます。
ヘモグロビンA1cは、過去1~2ヶ月の血糖値の状態を知ることができます。
・ヘモグロビンA1c<%>(NGSP値) 5.5以下
・尿糖 -(陰性)
<<肝機能>>
・AST(GOT)<U/L> 30以下 急性の肝・心筋障害に反応します。
・ALT(GPT)<U/L> 30以下 肝臓の障害に顕著に反応します。
・γ-GT(γ-GTP)<U/L> 50以下 アルコール性肝障害が分かります。
・総蛋白<g/dL> 6.5~7.9 肝臓や腎臓の異常が分かり、栄養状態を知る目安になります。
・アルブミン<g/dL> 3.9以上 栄養状態や肝臓機能低下の有無を調べます。
<<肝機能>>
・尿蛋白 -(陰性) 肝臓に障害があると陽性になります。
・尿潜血 -(陰性) 肝臓の病気や尿路系の出血を調べます。
・クレアチニン<mg/dL> 男性・・・1.00以下
女性・・・0.70以下
腎機能が低下していると血中に溜まって高値になります。
・eGFR<mL/分/1.73m2> 60.0以上 腎臓が老廃物を濾過し、排泄する能力を示す数値を調べる。
・尿素窒素<mg/dL> 8~20 高値の場合は、腎臓の働きが十分に行われていない可能性があります。
<<尿酸>>
・尿酸<mg/dL> 2.1~7.0 尿酸の排泄がうまくいかないと、痛風や尿路結石、腎障害などが起こります。
<<貧血、他>>
・血色素(ヘモグロビン)<g/dL> 男性・・・13.1~16.3
女性・・・12.1~14.5
少ない場合、鉄欠乏性貧血の可能性があります。
・白血球<μL> 3,100~8,400 キズや炎症があると高値になります。
・血小板<万/μL> 14.5~32.9 減少すると出血しやすく、多すぎると血栓ができやすくなります。
・CRP(定量)<mg/dL> 0.30以下 炎症の有無や程度がわかります。
高い場合には腫瘍や心筋梗塞が疑われる場合があります。

※「厚生労働省 健康局『基準的な検診・保健指導プログラム』平成30年」および、「日本人間ドック学会作成の『判定区分(平成30年4月1日改定)』」をもとにしています。

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気になる点は、主治医の先生に相談するしかないよね・・・

正直、素人には検診結果の各項目の数値が正常なのか、基準値からはみ出しているのか位しか分かりません。
また、時が過ぎると基準値自体が変わっていたり、対処方法も変わっていたりすることがあるかもしれません。
なので、月並みですが、気になった点は主治医の先生に質問・相談するしかありません。

個人的には、よくお医者さんが言う「基準値が○○だから~」と基準値を前面に出してこちらを納得というか、煙に巻くというか、そういう説明の仕方をされると、この先生、ホントに大丈夫なのかな・・・と心配になっちゃうんですけどね・・・

お医者さんのランク付けというか、信用度を知る方法があればいいんだけど、まあ、難しいよねぇ。

あ、後半は愚痴っぽくなったけど、検診結果の各項目の基準値についてでした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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